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執筆者の写真globe-architects

軽井沢の家⑩工事契約


<軽井沢の家>実施設計が完了後、長かった予算調整もようやく完了。 無事、建築工事契約を結びました。 結果的に予算の増額となったものの、施主にとって譲れない希望であった薪ストーブと太陽熱温水器は温存されることになりました。

今回のコンセプト。

薪ストーブの炎を眺めながらゆったりとソファで寛ぎながら本を読みたい。というささやかな願いが叶うことになって本当に良かったです。ストーブ設置はともかく、煙突工事を後から行うのは、パッシブハウスでは容易なことではありませんからね〜。

もう一つの太陽熱温水器。寒い軽井沢で温水器?と思われる方もいらっしゃるでしょうね〜。しかし毎年、春・夏・秋・冬と訪れていると、晴れると軽井沢も結構暑い日があったり、冬場も太陽がサンサンと照らす時間は暖かかったりして、この太陽の恵みを活かせないものかな〜と私はつねづね考えていました。

太陽熱パネルはパネル面だけではなく、その付近の熱もうまく取り込むことができるので、冬の気温がマイナスの夜間時はともかく、日中の晴れ間にたくさんのエネルギーを取り込んでタンクの水を温めてくれたら良いなと思っています。このお湯を様々なことに活用します。なんといっても軽井沢はガスの料金が東京の約3倍にもなるのですから〜!

(ちなみ軽井沢で安価なエネルギーとして灯油があります。しかし施主さまの使用するエネルギーの種類はなるべく少なくしておきたいという思いから、今回は電気とガスのみとなりました。)

まずは、この太陽熱温水器のお湯を使った床下放熱器をダイニングや主寝室に設置します。住宅のなかでも比較的温度の低い、1階の床下にこの放熱器を設置し、吹き出し口から温風が出る仕組みです。それから温水パネルを洗面室とトイレの床下に設置してタイル貼りの床でも冬は暖かです。それに、スイッチでON-OFFできるので、短時間の使用にも扱いやすいと思います。

本格的な寒さには、もちろん薪ストーブが大活躍です!!

それから、もちろんお風呂の給湯とキッチンや洗面の給湯です。夏場などは朝・晩とお風呂に入りたい時もありますが、気兼ねなくたっぷりと使っていただけそうです。

このあたりの譲れない項目は、予算調整の際に何度も外しては、やっぱり欲しい。いやでも削減しないと、、、でも譲れない。。ということで最終的に施主さま納得のうえで予算増と相成りました。

少し時間がかかってしまいましたが、設備に関しては後々からではなかなか対応しにくいもの。ここでは時間をかけ納得して進めたのは正解だったと思います。

来月早々に、地鎮祭。そして着工、ついに工事がスタートします。

私もできる限り、軽井沢へ足を運びパッシブハウス仕様の家づくりの現場で学びたいと思います。ここでも、また現場の様子をUPしていきます〜。

PS.

マテリアル計画もほぼまとまってきました。今回は、モノトーン+ウッドのシンプルでシックなスタイルになります。しっかりと長持ちする素材を丁寧に選んでいきたいと思います。

これからはインテリア計画の楽しい時間も始まります〜♬

globe

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