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執筆者の写真globe-architects

2022年9月【軽井沢南ヶ丘パッシブハウス】レター🌿


美しい紅葉がはじまった「セゾン現代美術館」(2022年9月下旬撮影)


軽井沢南ヶ丘パッシブハウス・森のカフェ🌿に来てくださった皆様 パッシブハウスにご興味を持ってくださった皆様 こんにちは。GLOBE ARCHITECTSの菊地宏子です。 待ちに待った美しい秋の紅葉シーズンがやってきました! 軽井沢は2週間ほど前から あちらこちら色づき始め森全体が美しく華やかに彩られる季節となりました。 冒頭の写真は私の大好きな「セゾン現代美術館」。 この美術館の建築設計は菊竹清訓氏。ランドスケープのプランは彫刻家の若林奮氏です。建築と屋外のアートとランドスケープが融合し訪れるだけで癒される素晴らしい場所です。やはり建築は周辺環境に溶け込んだデザインであるべきと再確認させてくれます。 さて、今月のエッセイは~~太陽光システム導入について考える〜〜をお送りします。 これまで太陽光システムを積極的に導入していませんでしたが、最近の世界情勢などをみていて思うところがあり、そのことをお話しします。 2022年9月のレター🌿ぜひ最後までお付き合いください。 *** ◆【軽井沢南ヶ丘パッシブハウス】レター9月号CONTENTS 🌿今月のエッセイ~~太陽光システム導入について考える〜〜 🌿森のカフェのひょっこりはん🌿〜〜冬支度〜〜 🌿森のカフェ 軽井沢南ヶ丘🌿営業案内 *** 🌿今月のエッセイ~~太陽光システム導入について考える〜〜

実はこれまで、GLOBEのプロジェクトでは太陽光パネルを積極的に取り入れてきませんでした。なぜかと言えば、 ①屋根上に設置される太陽光パネルは屋根デザインの美観を損なう。 ②屋根の雨漏りの不安や、屋根に荷重もかかる。 ③コストがまだまだ高く設計段階でプロットしても予算調整で一番に削減となってしまう。 ④同じ太陽エネルギーであれば直接的な太陽熱温水器の方がコスト面と美観上で合理的である。 ⑤後からでも設置可能である。 などなど、太陽光システムを採用しない(できない)理由(言い訳)はたくさんありました。 ただ今年に入り世界で起こるエネルギー資源不足を目の当たりにしました。ロシアによる戦争はもちろん世界で何か起こるたびにエネルギー資源の乏しい日本は常に不安定な状況になってしまいます。夏には「電力逼迫宣言」なる初めての宣言も出ましたよね。 とにかく国内のエネルギー自給率を高める必要に迫られているのです。GLOBEで設計するパッシブハウスはそもそもエネルギーを多く消費しないメソッドです。しかし決してゼロではありません。日本全体のエネルギーから見れば、小さなことかもしれません。しかし自分の家で消費するエネルギーだけでも自分で賄うことができれば、、、全体として大きな影響となります。何より、生活する上での不安がなくなることは精神的にも大きなメリットになりますよね〜。 そこで、上記に並べた①から⑤を改めて考えてみます。 ①について・・・ もう美観とか言ってる場合ではないと思います。日照条件によりますが可能な限り乗せるべきと思います。デザイン的にも工夫をすることはできますし、近隣の住宅に対しての配慮も忘れてはならないと思います。この辺りは設計者の力量でもありますね。 ②について・・・ 新築の場合、あらかじめパネルの荷重を考慮した構造設計をしておくことで荷重について問題はありません。太陽光パネルは長ければ20~25年ほど使用できるそうです。屋根材への取り付けも現在は屋根材に穴を開けることなく取り付ける方法が主流ですので、雨漏りの原因になることもないようです。(注:この辺りは太陽光パネルの設置会社さんとしっかり打ち合わせが必要ですね。) ③について・・・ 実は予算が一番のネックでした。ただ最近は電気料金が高騰している状況ですので決して回収できない投資では無くなってきました。地域差こそあれ、早ければ7~8年で元が取れることもあるようです。もちろん地域や屋根形状や周辺環境によりその発電量は大きく異なりますので、建築設計の段階から最適な設置場所や角度をシュミレーションしておくことが肝心でしょう。 ④について・・・ これについては設計プランによりけりであると考えています。例えば、軽井沢南ヶ丘パッシブハウスの場合。長野県・軽井沢というとても日照量の多い地域でしたので、当然太陽光パネルも検討しました。しかし敷地が比較的小振の180坪で隣家には高木が多くありました。そのため隣家の樹木により東西面からどうしても屋根面のある部分に影を作ってしまいます。そのような訳で、影にならない部分に太陽熱集熱器(温水のための装置)を設置するに至りました。 (実は最近、2階のバルコニーに置き式の太陽光パネルが置けないか思案中です。) ⑤について・・・ ③でも触れたように、太陽光パネルシステムは経済的にも多くのメリットを生みます。現在は屋根を貸して初期費用なしで太陽光システムを乗せることも可能になっていますし(発電の一部は利用できる)、補助金も充実しています。後からですと、足場代など余計な経費もかかります。新築する場合には同時に施工することで結果かなりのコスト減になります。

景気がなかなか上向きにならない中、ニュースを見ると値上げの記事が大変多くなっています。海外から輸入するエネルギーを少しでも減らし、国内にお金を回すことも重要であると思っています。 2022年6月にはEUの欧州委員会で「温室効果ガスの大幅削減に向けた包括案の中でハイブリッド車を含むガソリン車など内燃機関車の新車販売について2035年に終了」と発表しました。(決定は未定)これはEUのお話しですが、近い将来日本でも自動車は電気で走る時代になるでしょう。 これまで色々な事情で太陽光システム導入に至りませんでしたが、世界情勢の大きな変化に、より多くのメリットがもたらされる状況になってきました。今後は可能な限り設計に盛り込んでいきたいと思っています。太陽光システムは様々なやり方があり複雑です。また一つ学ぶ分野が増えましたが、地球のため、お施主様の暮らしのためしっかりと学び最適な方法をご提案できるように日々励みたいと思います。

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▼パッシブハウスを建設希望の方の設計ご依頼について パッシブハウスを建設予定の方で設計のご依頼やご相談などございましたらどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。 https://www.globe-architects.com のコンタクトページからメッセージにて必要事項をご記入の上送信してください。数日内にお返事をいたします。 なお、設計のご依頼につきましてはお時間に余裕を持ってのご相談をお願いいたします。設計の着手については、今のところ早くても翌年2023年春以降からとなります。また弊社のパッシブハウスは、温熱環境設計・構造設計・意匠設計をトータルでしっかり行うため着手後、設計期間(約6〜8ヶ月)+申請期間+施工期間(約6~8ヶ月)ほどかかりますこと何卒ご了承くださいませ。

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🌿森のカフェ🍃のひょっこりはん🌿 森のカフェ・マスターのタカです。 ようやく暑い夏が過ぎて、軽井沢は秋の入口まできました。最低気温が10度から13度くらいまで下がるようになってきて、樹々も少し色づき始めましたよ。8月に設置したエアコンは、暑い日にお菓子を焼いた時や少し湿度の高い時に活躍してくれましたが、9月になるとお休みする日が多くなりました。 そうそう、最低気温が9度になった曇りの日に試しに暖房にしてみましたら、あっという間に暖かくなりました。これから寒さが増してきた時、薪ストーブを焚くほどではないかなと迷うような時、ポチッとスイッチを入れたらたちまち快適になるのではないかと期待しています。 薪ストーブといえば、薪の準備も田舎暮らしには必要な事。楽しみながら少しずつ進めています。昨シーズンは、庭の樹の上の方を伐採したのでこれを割って薪にしました。薪をラック4つ分用意した内、3ラック分を一冬で使いました。このほかに建築現場から端材をいただきましたのでこれも活用。暖房費ゼロで乗り切りました。 今シーズンは、軽井沢町の貯木場に行って適当な太さの木をその場でチェーンソーでカットしてもらってきました。家で割って薪ラックに積んで乾燥中です。軽井沢町は貯木場で町民なら誰でも木を捨てたり、もらってきたりすることができます。無料なんです。伐採して処理に困っている方、薪やウッドチップが欲しいと思っている方がうまくマッチングされているとても素敵なシステムです。今年も暖房費ゼロを目指したいと思っています。エネルギー価格が高騰していますからホント助かります。


森のカフェではシャインマスカットを使ったパブロバというスィーツをお出ししています。 シャインマスカットは言わずと知れた高級ブドウ。皮のまま召し上がっていただける甘〜いブドウです。大粒のシャインマスカットにこだわって長野県産を仕入れていますよ。メレンゲ、ふわっと生クリーム、白桃のソースと一緒になったスィーツで大人気です。 シャインマスカットはこれから旬の盛りを迎えます。益々美味しくなるかなぁ、と期待しています。 森のカフェでは、感染症対策に配慮したオペレーションをしてまいります。どうかお近くにお越しの際はお立ち寄りくださいませ。お待ちしています。 ▷▷▷森のカフェ🌿オリジナルブレンド珈琲豆販売◁◁◁ オリジナル珈琲が人気です!! ご友人へのギフト、自宅でのカフェタイムにいかがでしょうか。 140g入り袋 950円(税込) 3袋入りギフトボックス 3,000円(税込) 送料は800円(北海道、四国、中国、九州、沖縄は別料金となります。) 森のカフェ マスター宛にメール、インスタDM、お電話でご連絡くださいませ。 お待ちしています。 taka-k@eos.ocn.ne.jp https://www.instagram.com/morinocafe_karuizawa

森のカフェ🌿Tel.0267-46-8784 🌿森のカフェ 軽井沢南ヶ丘🌿営業案内  今後の営業日など詳しい情報は、下記のHPおよびFacebookページをご覧くださいませ。 https://www.karuizawacafe.com https://www.facebook.com/morinocafe.karuizawa/?ref=bookmarks

今が旬の長野産シャインマスカットをふんだんに使用したパブロバ。 この時期一番人気のスイーツです。10月中頃までのご提供です♫ ***

9/下旬の軽井沢_森のパッシブハウスからの眺め。 中庭の樹木(日射取得に影響のない高さ)が色づき始めていました。 このところ朝晩は12〜13℃まで冷え込み、時には10℃以下になることもある軽井沢。この日の朝の外気温は13℃ほどで、通常の住宅では朝晩は暖房器具を使う気温となってきました。オーナー様には温湿度をいつも確認していただいており、部屋の中ほどの温湿度計を見るとこのようになっていました。 ↓ ↓ ↓

朝 8:30 室温 24.5℃(外気温13℃) 湿度 62%(写真がボケていましてすみません!) 実は外から玄関に通された時に「あったかい〜!」と感じたので、思わず「暖房(AC)を入れてらっしゃいますか。」とお尋ねしてしまいました。しかしお返事は「つけていません。」とのことで、やっぱりパッシブハウス(認定申請中)は凄いなと実感!!ちなみに、この日は軽井沢南ヶ丘パッシブハウスから寒い車内の車を5分運転してきたのですが・・・。そのように感じました。なんだか不思議です。。。 さて今月もレターにお付き合いくださいまして誠にありがとうございます。 来月またここでお会いしましょう!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  菊地宏子  GLOBE ARCHITECTS|有限会社グローブ https://www.globe-architects.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 






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